相思創造研究所はこのほど、特別支援教育向け統合支援クラウドシステム「すくすく」において、AIとの対話で「個別の教育支援計画」および「個別の指導計画」の作成を支援する新機能の提供を開始した。

「すくすく」は、特別支援教育における情報の分断を防ぎ、児童生徒の個性を継続的に支援するクラウドサービス。特別支援学校や特別支援学級、通級指導教室に対応している。基本情報や学習スタイルを可視化して引き継ぎをスムーズにする「個性プロフィール」、AIによる観察・指導記録の作成補助、保護者アプリ連携などの機能を備え、GIGAスクール構想の端末環境から利用できる。
今回の新機能では、数十項目のフォーム入力を行う代わりに、チャット形式でAIの質問に答えることで計画書のドラフトを自動生成できる。これまで1件あたり60〜120分かかっていた作成時間を25〜45分程度に短縮できる見込みだ。時間的制約から前年度の内容を流用する「前年コピペ」の常態化を防ぎ、削減された時間を児童生徒と向き合う時間に充てる狙いがある。
AIは国際生活機能分類(ICF)や自立活動6区分の枠組みに沿って段階的に質問し、本人の願いや実態を引き出すため、オリジナルの計画が作成される。音声入力や動画添付にも対応し、入力の負担も軽減した。また、計画書の公的性質を踏まえ、AI生成箇所の視覚的区別や教員による確認チェックを必須化するなど、最終責任を教員が負うガバナンス設計も徹底されている。