沖電気工業(OKI)は8月、体育授業における「個別最適な学び」と「主体的・対話的で深い学び」を支援する新ソリューション「VISMONI(ビズモニ)」の販売を開始した。2031年度までに1500校への導入を目指す。

本システムは、児童生徒が装着したリストバンド型センサーにより、心拍、歩数、体表温度、消費カロリーの4つの運動データを測定する。OKI独自の920MHz帯無線通信技術により、広大な運動場でも標準構成で40人分のデータを安定して自動収集できる。収集データは運動強度に基づき5段階に色分けされ、モニタリング端末へリアルタイムに表示される。

教員は全員の運動状況を客観的に把握できるため、一人ひとりに寄り添った指導や声かけが可能となる。また、速度や距離ではなく心拍数を指標とした授業設計ができるため、体力差に関係なく児童生徒の主体的な参加を促せる。さらに、児童生徒同士がお互いのデータを客観的に確認して対話する協働学習へと発展させることで、対話的で深い学びを体現する授業づくりを支援する。
学校現場での運用効率化にも配慮した。センサーの充電と保管が一体となった持ち運びしやすい専用ボックスや、電源を接続するだけで設置できる基地局を提供するなど、教員の日々の運用負荷を軽減する設計を取り入れている。本製品は和歌山大学教育学部と共同で研究開発され、実際の教育現場での実証を重ねて実用化された。