文部科学省は9月2日、2026年度科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」の新規取組機関として、佐賀大学を選定したと発表。本事業は、研究環境のダイバーシティを高め、優れた研究成果の創出につなげることを目的としている。
今回佐賀大学が選ばれたのは、新たに補助金支援が行われる「女性リーダー育成型」。教授や准教授などの上位職へ女性研究者の登用を推進するため、挑戦的な数値目標を掲げ、独自のアイデアで総力を挙げる取り組みが対象となる。
3月26日から5月15日までの公募期間中に12件の申請があり、有識者などで構成される委員会の審査を経て1件が決定した。事業期間は6年間で、そのうち5年間が補助期間となる。支援金額は年額3500万円~5250万円程度。
同事業では、女性研究者が出産や子供の養育といったライフイベントと研究を両立できるよう、ワーク・ライフ・バランスに配慮した環境整備を支援する。また、研究中断からの復職支援や、女性研究者の積極採用、研究力向上に向けた取り組みを後押しする。これにより、研究現場での多様性確保と女性のさらなる上位職登用が期待される。