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成長期の運動と栄養がロコモの予防に効果的

2021年9月20日

日本整形外科学会が記者説明会で提唱

人生100年時代を迎え、「健康寿命」を伸ばすことが大切だが、そのキーはロコモティブシンドロームの予防にある。子供のうちから「骨と筋肉」を意識して運動・スポーツに取り組むことの重要性を訴えた講演「子どものスポーツとロコモティブシンドローム」が9月2日、(公社)日本整形外科学会の令和3年度記者説明会としてオンライン開催。将来の望ましい運動習慣の形成が骨粗しょう症の予防につながるため、幼児期から楽しみながら運動することの提案があった。

人間が立つ、作業するといった広い意味での運動に必要な身体の仕組みを運動器といい、骨・関節・筋肉・神経などで成り立つ。運動器の障害で身体機能(移動機能)が低下した状態がロコモティブシンドローム(ロコモ)で、進行すると要介護のリスクが高まり、要支援・要介護の原因の1位にある。

「人生100年時代の健康医療戦略」の講演を行った中嶋寛之氏(東京大学・日本体育大学名誉教授、横浜市スポーツ医科学センター顧問)はロコモの要因で多い骨粗しょう症対策には、100年耐用性のある骨と筋肉の形成が有効だと指摘。そのためには10代からのスポーツ・運動が大切で、飛んだり跳ねたりする「骨への荷重刺激」が不可欠と強調した。

その一方、子供の2割が「体育嫌い」であり、これを「体育好き」にさせるには「子供の目線」での体育授業の内容と指導の工夫が求められるとした。

筋肉は何歳でも運動で改善できる

 「子供時代のスポーツ歴は、大人になってからのロコモに影響を及ぼす可能性がある」という視点から、さらにデータ等を紹介しながら説明したのは鳥居俊氏(早稲田大学スポーツ科学学術院、運動器スポーツ医学研究室教授)。様々なデータから、筋肉量や骨密度は加齢で明らかに減少が見られるが、筋肉はトレーニングで何歳でも改善できることを解説。「糖尿病の60代でもラジオ体操で筋量を維持できる」と紹介した。

一方、高い骨密度は若い時代の運動経験で得られると指摘。子供の成長期が大切で、最大身長増加時期の少し後に骨量・除脂肪量の増加が最大となる時期(平均では男子中2、女子小6)があり、この時期に活発な運動と適切な栄養摂取が効果的だと語った。

体力テストの結果を比較すると、幼児期の外遊びの経験が多いほどテスト合計点数が高かった。幼児期の外遊びの機会が減少している現在、授業であっても体育の内容が重要になっている。「体育嫌い」の理由は学年が上がるにつれ、「授業」の楽しさが感じられない、「教員」の指導方法などが増えていることも考慮するポイント。「運動の楽しさや喜びを味わう」ための授業改善。さらに「保健体育」では運動器の重要性を教えるよう求めた。

「体育」の「体」の旧字は「骨」を「豊か」にすると書いたことから、骨と筋肉が大切であることの意味を問いかけた。

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2021年9月20日号掲載

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