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教育ICT

生徒指導・学びの両面でGIGA端末活用~垂水市教育委員会・鹿児島県

2022年4月4日

垂水中央中学校
生徒の変化を共有して声掛け

亀山浩一校長

亀山浩一校長

今村圭教頭

今村圭教頭

当初から職員全員に端末があり、会議資料のペーパーレス化から着手。端末で会議資料を確認し、紙媒体での印刷・配布作業を省く等、教員が情報端末やクラウドの便利さを体験し、その体験を授業に活かしていった。1日のうち2回は情報端末に触れる機会を作るという教育委員会方針を基に1日の流れをリーフレットにまとめた。

本校では「生活記録」という連絡帳に、生徒が日々の活動を記入し、担任がコメントを書いてフィードバックしている。1年生ではそれをスクールライフノートへの書き込みに替え、担任がコメントを入力しフィードバックした。「心の天気」の記入は全学年で行っている。スクールライフノートのよい点は、他の教員も閲覧しやすい点だ。生徒の変化が一目で分かり、皆で気にかけることができる。友人関係で問題が起こったときに雷マークをつけた生徒がいたが、すぐに対応できた。

中学校では教科により活用場面が変わる。「学びの天気」で授業の振り返りを毎時間行っている学年もある。毎日、雷マークを入力する生徒がある日、晴れのマークをつけていたので、声掛けをすると「今日は頑張った」と返事をしたという。

AIドリルは主に朝自習や自宅などで取り組んでいる。取組時間がわかるので、その月に誰が一番取り組んだか、一番取り組んだクラスはどこかなどを全校朝会で紹介。ほめる機会が増えた。

授業での討議

授業での討議

電子投票(下)など様々な場面で端末活用が進んでいる

電子投票など様々な場面で端末活用が進んでいる

■端末持ち帰りで取組内容を調査

本校では情報機器利用調査を定期的にMicrosoftFormsで行っている。それによると回答者239人中、AIドリルに163人が、スクールライフノートに104人が自宅で取り組んでいた。教科の宿題や調べ学習は50~70人が取り組んでいる。端末持ち帰りは自主的な学びに役立っていると感じる。

次年度は教育の情報化をさらに深める活用を教科ごとに考えていきたい。同じ教科でも教員により活用するツールが異なっていたが、教科の中で統一すべき点なども教科部会等で検討する。

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