本年で3回目を迎える学生の研究アイデアの祭典「学生アイデアファクトリー2025ファイナルプレゼンテーション(自主研究発表大会)」が10月25日(土)、科学技術振興機構が主催する「サイエンスアゴラ2025」のプログラムの1つとして開催される。
学生アイデアファクトリーとは、科学に興味をもつ学部生・高専生・短大生を対象に、独創的な研究アイデアを募り、アイデアの醸成や具体的な研究計画を支援かつ公開の場で発表する機会を創出するプロジェクト。主催はNPO法人日本科学振興協会(JAAS)。
学生アイデアファクトリー2025は4~5月に募集が行われ、28人の学生が採択された(2023年度30人、2024年度は35人)。
採択された学生は7月のサマーキャンプに参加し、学生同士が研究アイデアのポスター発表を行い意見を交換。論文のまとめ方などについての講演やワークショップも開催され、学生同士や協賛企業、後援省庁との交流を通して視野を広げ、向上心や探究心を刺激し合った。
サマーキャンプで研究アイデアのポスター発表を行った
夏以降は研究計画の精緻化とプレゼンテーションの向上を支援するアクセラレーションプログラムを実施。協賛企業・団体による講演会やグループワーク、企業見学や研究者との交流会などをリアルやオンラインで開催した。
博士課程後期の学生や博士号取得者である実行委員が参加学生の研究内容に合わせてサポートを行ったり、研究内容の分野に近い専門家や研究者を紹介したりすることもある。
OBやOGも実行委員として学生の研究を支援している
10月25日は、科学技術振興機構が主催する「サイエンスアゴラ2025」にて、学生アイデアファクトリー2025ファイナルプレゼンテーションを「自主研究発表大会」として実施。
午前中及び16時以降に学生アイデアファクトリーの支援を受けた28人の学部生・高専生がポスター発表を実施。午後はファイナリスト8人がステージ上でプレゼンテーション。JAAS賞をはじめとする各賞が選出される。
昨年のファイナルプレゼンテーションの様子
会場では、本イベントのほかサイエンスアゴラ2025において科学に関する各種プログラム、展示が10月25・26日の両日、行われる。
場所:日本科学未来館 7階 イノベーションホール
時間:10:30~17:00
民間発の科学の普及団体。2022年2月22日にNPO法人化。
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年9月15日号