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学校図書館

第23回 図書館を使った調べる学習コンクール 入賞作品が決定

2020年3月16日

小学生から大人まで11万6603作品

図書館活用の促進と調べる学習の普及を目的とした「図書館を使った調べる学習コンクール」の入賞作品が決定した。小学生以上なら誰でも作品を応募できる本コンクール。23回目を迎え、応募総数は11万6603作品で過去最高となり、地域コンクールは初開催の5自治体を含めた137自治体で実施された。主催は(公財)図書館振興財団

過去最多応募数を更新
情報リテラシーを育む

コンクールでは、自らの疑問や興味について、公共図書館や学校図書館、博物館などで調べたり、フィールドワークを行い、どのように調べを進めたか、その結果なにが分かったかをまとめた作品を募集する。今回の作品応募総数11万6603は、昨対比108%で過去最多を更新した(そのうち11万4327は、38都道府県の137自治体で実施されている地域コンクールに寄せられた作品)。

作品数の内訳は、小学生の部8万8682(低学年1万5709、中学年3万2267、高学年4万706)、中学生の部2万6736、高校生の部1052、大人の部94、子どもと大人の部36、調べる学習指導・支援部門が3。なお今回から英語部門はなくなり、英語の作品は各部門内での審査となった。

作品への取組を通して、知的好奇心、情報リテラシー、読解力、思考力、言語力が磨かれることから、学校での取組も年々活発になっていると考えられる。

調べる過程で豊かな出会い

「昆虫食」に挑んだ
小学校1年生の作品

文部科学大臣賞 受賞作品「虫ごはん~2019 なつわたしはセミをたべた~」

文部科学大臣賞 受賞作品「虫ごはん~2019 なつわたしはセミをたべた~」

文部科学大臣賞・小学生の部(低学年)を受賞したのは、広島県東広島市立八本松小学校1年・石井明佳さんの作品「虫ごはん ~2019 なつわたしはセミをたべた~」(=写真。東広島市図書館を使った調べる学習コンクール)。新聞記事から昆虫が食べられるという事実を知り衝撃を受け、「昆虫食」に挑んだ。昆虫食を研究するNPO法人のイベントに参加したり、自分で捕まえたセミを料理して食べた。虫が苦手なお姉ちゃんでも食べられる調理法も提案。世界の昆虫食などについて調べたり、アンケート調査も実施。今後迎える食料問題の解決策として、昆虫食の優位性に注目し、「こん虫食はわたしたちをたすけてくれる」という未来に向けた視点も評価された。昆虫料理の写真も含めて、読者の目を引く作品となっている。

他に文部科学大臣賞を受賞した作品は次の通り。▽小学生の部(中学年)…千葉県袖ケ浦市立蔵波小学校4年・佐久間千那さん「知ってる??はんこってなんで押さなきゃいけないの?~日本のとくべつな文化~」(袖ケ浦市図書館を使った調べる学習コンクール)▽同(高学年)…東京都荒川区立赤土小学校6年・渡邉真央さん「鳥の目の骨は何の為にあるのか?~ほ乳類にはない目の不思議~」(荒川区 図書館を使った調べる学習コンクール)▽中学生の部…千葉県袖ケ浦市立昭和中学校1年・柳田蓮さん「捕鯨は是か?非か?~商業捕鯨を再開した今、鯨との共生を考える~」(袖ケ浦市図書館を使った調べる学習コンクール)▽大人の部…千葉県・福岡泰さん「我が先祖 探究の記録(令和元年)」(船橋市図書館を使った調べる学習コンクール)。

高校生の部の該当作品はなし。

また観光庁長官賞は、青森県八戸市立根岸小学校6年・杉本よし埜さん「なにもないとは言わせない!郷土はみ力にあふれてる~三陸ジオパークのイエローカードが教えてくれたこと~」(八戸市図書館を使った調べる学習コンクール)が受賞。

「国連生物多様性の10年日本委員会」賞は、千葉県千葉県立千葉中学校3年・梶本和さん「カラスは環境にどう適応しているか」が受賞した。

昨年から創設された総務大臣賞は、地域コンクールの主催者の中から地域活性化につながる優れた取組を行った地域に贈られる。今回は「伊丹でみつける・さぐる・かんがえる図書館を使った調べる学習コンクール」を実施した、兵庫県伊丹市立図書館が受賞した。今回が2回目の地域コンクール実施で、今年はこれまでの学校司書や教諭向け講習会に加え、図書館利用の少ない中学生に職業体験期間を利用して調べる学習体験講座を実施するなどした。

【講評】
調べる学習は社会参加

各部門についての主な講評は次の通り。

<小学生の部・低学年>身の回りで興味を持ったものにしっかりと取り組んで、楽しそうにどんどん調べている作品がたくさんあり、調べる学習の広がりを感じた。

<小学生の部・中学年>『令和』になりテレビや雑誌などで日本文化が多く取り上げられた影響か、日本の「文化や伝統」「慣習や歴史」に視点をあてた作品が多くみられた。

<小学生の部・高学年>特に今年度は具体的な観察やフィールドワークから抽象的な思考を重視する傾向が顕著になった。

<中学生の部>調べる過程で豊かな出会いに恵まれる。入賞作品に共通する特質(テーマ・調べる方法)は、図書館などで得た活字情報を土台にしつつも、『現場』に向かっていること。フィールドワークが調べる学習を支えている。調べる学習は一つの社会参加。

<高校生の部>今年も意欲的な作品が寄せられた。さまざまな情報源を用いて調べ、考え抜いたことを効果的に伝えるには、情報の吟味、引用と典拠の示し方、アンケート調査と分析の方法といった基本的な技法も身につけておかなくてはならない。

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2020年3月16日号掲載

図書館を使った調べる学習コンクール

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