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小学校教諭が絵本を出版『ぼく、わたしのトリセツ』

2021年2月16日

松下隼司氏

「ぼくは、すねたら ながいです。…すなおにあやまるなんて、ぜったい むりです。」そんな時には給食の時間に話を聞こう。さらにおかわりタイムなら「あっというまに、あやまります」。

大きな声で怒鳴られるのが嫌な「おれ」には、「コラ!」ではなく「コアラ!」と怒鳴って下さい、お互いハッピーになれますよ――。

絵本『ぼく、わたしのトリセツ』の著者の松下隼司氏は小学校教諭。出版したきっかけは「『怒りの感情』で苦しんでいる大人や子供に少しでも笑顔になって欲しいと思った」からだ。

アメージング出版、税別1000円。クスリと笑いたくなる、大人と子供のやりとりは、すべて松下氏の実体験がもとになっている

教員になったばかりの頃の著者は、よく子供を怒鳴っていたという。「怒って言うことを聞かせようとしていた。そのうち怒られ慣れてくる子供も出てきて、自分もどんどん強く長く怒るという悪循環」。自分の怒りっぽい性格を少しでも直そうと、アンガーマネジメントの資格も取得。しかしその知識は、現場で使いこなせなかった。

そんなある日、やんちゃなことをした子供に「子供みたいなことすんな!」と言うと、その子供は「先生、ぼく、こどもです…」と笑顔で答えた。漫才のようなやりとりに、教室で周りにいた子供たちは大笑いし、怒っていた著者自身も、気持ちが柔らかくなった。

「その時、『正しいこと』を伝えるためには、『怒鳴る』のではなく『楽しい対応』の方が子供に指導が入りやすいことに気づいた。『楽しい対応』を考えていると、次第に自分の怒りっぽい性格も変わってきた」。

出会いから生まれたユーモアの数々を紹介。

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2021年2月15日号掲載

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