吉田あけみ/編著
ミネルヴァ書房
A5判 280頁
3080円
現代社会を生き抜くための情報収集力や論理的思考力等のビジネススキルを、ディベートを学び、実践することで習得する入門テキスト。
ディベートを学ぶことで身につく力として、関心が集まりやすいのは話す力だが、実はまずは「聴く力」なのだという。相手の主張に耳を傾け、理解し、その上で反駁していかなければならないからだ。さらに書く力、情報収集力、論理的思考力、見通す力、選択力、問題解決力、批判的思考力、チームワーク力もつく。序章ではそれらを具体的に解説する。
ディベートとは何か、その歴史や構成、簡易的なディベートを入口に、ディベートを楽しむためのテクニック、実践例と解説、ダウンロード可能なワークシートも掲載。環境、医療、政治などの社会問題をテーマとした論題を取り上げる。情報リテラシーを鍛える新聞の活用方法、身近なディベートを体験できる裁判所への訪問など、ディベートの基礎力を高める方法も紹介する。
大学の授業のほか、中学・高校の授業でも活用できる一冊。
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年5月19日号掲載