スタディプラスのStudyplusトレンド研究所はこのほど、全国の高校生を対象に実施した「学びに関するアンケート」の結果を公表した。それによると、AIが広がることについて、6割が不安を感じていることが明らかになった。
調査は、6月16日から6月23日にかけて学習管理アプリ「Studyplus」上で全国の高校生を対象に実施、298人から回答を得た。
AIが広がることについて不安があるか聞いたところ、「とても不安」が9.7%、「やや不安」が50.3%と約6割が不安を抱いているという結果になった。
その理由を自由回答形式で聞くと、AIによって「仕事が奪われるのではないか」「思考力が低下するのではないか」といった声が目立った。
AIが普及したことで「新たに学びたい」と思った内容について聞いたところ、最も多かった回答は「AIを使いこなす技術」で38.9%だった。
また、各項目の理由としては、「AIに適応したい」「AIと差別化したい」といった回答が多く寄せられた。これらの回答から、AIが普及する社会において活躍するために必要なスキルを身につけようとする高校生の姿勢がうかがえる。
上で取り上げた「AIの普及で新たに学びたいことは変わったか?」別に、「AIが広がることへの不安」について集計したところ、「まったく変わらない」と答えた高校生では「とても不安」の割合が最も高く(16.7%)、学びに変化を感じていない層ほどAIへの不安が強いことが分かった。
▶︎本調査の詳細はこちらで閲覧できる。