paizaは11月25日、福岡女子商業高等学校の修学旅行における企業訪問を受け入れたと発表。現役ITエンジニア含むIT企業で働く先輩社員との交流や働く現場の見学を通じて、IT分野を将来のキャリアとして具体的に捉える機会を提供した。
現在のIT業界は、2030年に最大79万人の人材不足に直面すると予測されていることに加え、ITエンジニアの男女比が8:2と大きなジェンダーギャップが存在し、女性ITエンジニアのロールモデル不足や、学校教育と業界キャリアの乖離が課題となっている。
今回の企業訪問は、福岡女子商業高校への「paizaラーニング 学校フリーパス」の提供などを通じた教育連携の一環として実施。座学では得られないIT企業でのリアルな働き方や魅力を伝えることで、▽キャリアの解像度向上と視野の拡大▽商業高校の学びとの接続▽IT業界へのジェンダーギャップ解消――の実現を目指した。


女性社員との座談会の様子
当日は11人の生徒が参加し、同社社員との活発な交流が行われた。特に、現役ITエンジニアを含む多様な職種の女性社員が参加した座談会を通じて、IT企業におけるキャリアパスの多様性を伝えた。
同社のITエンジニアのほか、プロダクト企画、paizaラーニング部セールス、広報の部門から計4人が参加。文系・理系、多様なキャリアを持つ社員が登壇した。「入社のきっかけ」「仕事内容とやりがい」「高校生時代にやっておくべきこと」を中心に質疑応答を実施し仕事の楽しさや大変さといったリアルな声を届けた。
また、同社のサービスやプロダクトをテーマにしたチーム対抗クイズなども実施し、楽しみながらプロダクトへの関心やビジネスモデルについて理解を深めた。
参加した生徒からは、「ぼんやりしていた自分の将来について、『これから何をしたいか』を真剣に考えるとても良いきっかけになった」「クイズは難しかったけど、グループのみんなと協力して考える時間がすごく楽しくて、エンジニアとしても必要な『チームで課題を乗り越える姿勢』を体験できた」といった感想が寄せられた。