印西市教育委員会(千葉県)は、NPO法人みんなのコードと協働し、市内小中学校の授業で活用できる「生成AI導入授業パッケージ」および「児童生徒用生成AIハンドブック」を作成した。文部科学省の「生成AIパイロット校事業」の指定に伴う先行実践と研究の成果を踏まえたもので、今年4月より各学校への導入を進めている。子供たちがAIに依存するのではなく、自ら問いを立てて主体的に考える力を育む「学びの伴走者」としての活用を目指す。

作成された「生成AI導入授業パッケージ」は、指導案、授業スライド、ワークシートが一体化されており、現場の教員がすぐに活用できる構成となっている。カリキュラムは小学校中学年の「AIとなかよくなろう」(全4時間)、高学年の「AIをかしこく使おう」(全4時間)、中学校の「AIとは何だろう」(全2時間)の3段階。文章生成AIだけでなく画像認識AIも扱い、プログラミング教育との関連性も含めて体系的に理解を深める内容だ。

生成AIハンドブック
併せて作成された「児童生徒用生成AIハンドブック」では、AIの得意・不得意やプロンプト(指示文)のコツを分かりやすく解説している。特に出力された情報を鵜呑みにせず、自ら確認する重要性を強調した。
市教育委員会は今後、授業実践を通じて得られた成果や課題を授業改善に繋げるとともに、教員の校務における安全なAI活用による業務負担軽減も推進していく方針だ。