スタディメーターは9月7日、同社が支援する学生ビジネスコミュニティ「First off Projects」所属の高校生が開発した「授業議事録システム」のトライアル版を公開し、試験導入を行う中学校や高等学校などの教育機関の募集を開始した。本システムは、教室で行われた授業を録音し、生徒がPCやタブレットを通じてオンライン上で後から内容を見返せる仕組みだ。

開発を担当した高校生は、中学時代に不登校を経験した。登校できない期間に授業を受けられず、学習の遅れが学校へ戻ることへの新たな不安につながった体験から、「教室に行けない時でも学校の授業内容に触れられる環境を作りたい」との想いから本システムを企画した。コミュニティ活動を通じて必要な開発技術を学び、企画から1カ月でトライアル版を完成させた。
本システムは不登校や病気などによる欠席時の学習遅れを防ぐだけでなく、出席している生徒の復習やテスト前の振り返りにも利用できる。オンライン授業へと置き換えるものではなく、教員やクラスメイトと時間を共有する対面授業を中心としたうえで、個々の状況に合わせた学びを補助するツールとして位置づけている。
今回のトライアル募集では、実際の教育現場で活用しながら生徒や教員からの意見を収集し、機能の改善や学校に適した運用方法の検証を進める。対象授業や録音方法、閲覧範囲などは導入する学校の状況に合わせて柔軟に調整する方針だ。一度の欠席が学びからの離脱につながりにくい環境づくりを目指す。
◆問い合わせフォームはこちら