奈良県橿原市教育委員会は不登校対策の基本となる方針を示し、より効果的な施策の推進を図るため「橿原市不登校対策基本方針」を策定した。
早期の兆候把握・早期支援として、連続した欠席や気になる欠席の際は家庭訪問を行うなどの初期対応をとるように記載。また、関係機関で会議を開いて支援の方向性と各々の役割について検討するなど「チーム学校」として支援にあたる。
医療機関や子ども総合支援センターと協力しながら支援を行うとともに、保護者や家庭が抱える課題に対応する際は市の福祉部門などと情報の共有を図る。今後は校内サポートルームの設置や教育支援センター「虹の広場」の拡充などの支援体制づくりを推進する。
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年11月17日号掲載