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学校施設

学校づくりで未来にエール<菅公学生服>

2018年11月19日

昨年から“ひとづくり宣言”を公表した菅公学生服は、より良い制服や体育着を提供する「ものづくり」とともに、日本の将来を担うひとづくり事業に注力している。本年は「未来に、エールを。」を総合テーマに、展示会「SCHOOL SOLUTION FAIR2019」を開催。10月30日~11月2日の東京を皮切りに、名古屋(11月20・21日)、大阪(同27・28日)、福岡(12月4・5日)でも同様の展示会が開催される。

Society5・0へ新しい学びの姿を提案

「未来を生き抜くidentityを育む」人づくりを提案した

「未来を生き抜くidentityを育む」人づくりを提案した

「教育」のキーワードを中心にした展示会としてから、制服リニューアルを目前にした学校だけではなく、教育情報の収集の場として活用するリピーター率が増えている。

本年のメインテーマは「Society5・0」。予測不可能な世界を生き抜く力を育むために、教育や教員、そして子供はどうあるべきか――展示会場の入口・情報ブースでは「Society1・0~5・0」について、わかりやすい映像で解説。「Society5・0」で当たり前になるテクノロジーも展示し、今の教え子が「2030年」から「今どんな社会なのか、どんな教えが役立ったのか」などのメッセージを送る、というスタイルでSocity5・0の暮らしや働き方をイメージでき、イマジネーションをかきたてる展示ブースを設けた。

非認知的能力を育むプログラムを提供

新学習指導要領では「非認知的能力(学習に向かう力や協働力ほか)」も「これからの社会に必要な力」であり、教科においても身に付けるべき力であると示した。

キャリア教育に関わる教材開発・教育支援や、学校と行政・企業団体・地域とのマッチングなどに取り組んでいる(一社)カンコー教育ソリューション研究協議会では、児童期向け「カンコーNCSプログラム」を提供。これは非認知的能力を育むことを目的に開発したプログラムで、岡山大学キャリア開発センターの中山芳一准教授が監修。アイデアドーナツやCQツリーなどで個々の考えを引き出し、整理できる独自ツールやクリエイティブディスカッションで創造力や発想力、表現力を身に付ける。

中学・高校向け「Ancsプログラム」は、アクティブラーナーを育てる非認知的育成プログラム。「自分の良さ」とは何かを考えてモチベーションを高めるものと「子育てと働くこと」について考えることでダイバーシティを学ぶ2種類で構成。ゲストへのインタビューやグループ討議を通じて自分なりの答えを見つけだす。

「部活のチカラ」はOBやOGなど身近な人の体験談をもとに、自己の体験や考えを言語化し、他者と共有を繰り返していくプログラム。異年齢が集まる部活動という小さな社会での様々な経験や学びをキャリア教育につなげる。本教育ソリューションを導入して学校改革を進めている事例も紹介した。

SDGsから5つの未来に対応する制服・体育着を提案

体育着の上にジャケットを羽織るスタイル(左)や多様な組み合わせができる体育着(右)

体育着の上にジャケットを羽織るスタイル(左)や多様な組み合わせができる体育着(右)

同社の学生工学研究所は、持続可能な17の開発目標「SDGs」からピックアップした5つの未来に研究所の掲げる4つの視点(カラダ・ココロ・時代・学び)を盛り込んだ制服や体育着を提案。

そのうちの一つ「皆が平等な世の中」では、利き手で選べるデザイン、着脱しやすいデザイン、アレルギーに対応したデザインなどを提案。LGBT対応の制服はファスナー開きのブレザー、兼用型のカッターシャツなど男女の性差を感じにくいデザインだ。

「個の能力を伸ばせる世の中」では、体調や気候など様々なシーンを想定して自らスタイリングできる体育着や、体育着の上にジャケットを羽織るスタイルなどを提案。ストレスフリーブレザーは、よりアクティブかつストレスのない制服のためのデザイン。本デザインは既に139校に採用されている。

「気候や災害対応できる世の中」では、遮熱や高通気、気化熱などに対応できる生地やデザインを提案。80キロの人が5キロの荷物を入れたままでも「浮く」リュックも展示。注目を集めた。

現在の制服の一部にこれらデザインや機能、素材を取り入れたリデザイン採用も増えているという。

アート×制服学校環境×制服

「浮世絵」(左)や「花火」(右)をイメージした制服デザインを新提案

「浮世絵」(左)や「花火」(右)をイメージした制服デザインを新提案

これからの社会で活躍できる人材に求められる「芸術」教育や、変化する学校環境の適応を学校の志向性・独自性として制服で表現するデザインを提案。「花火」「浮世絵」など、海外で評価される日本の芸術を巧みに制服デザインの中に取り入れている。

学校制服に最適な羊毛の厳選から取り組んだ「カンコーウール」は、ウール80%でありながら優れた耐久性と家庭洗濯対応。細さ・長さ・強さで菅公基準をクリアした羊毛のみを使用した上質なブレザー素材だ。

国際的な文化交流に力を入れ、オリンピック組織委員会にも属するコシノジュンコ氏が手掛ける「JUNKO KOSHINO CAMPUS」が約15年ぶりに再始動。2019年4月には神奈川県の北鎌倉女子学園中学校・高等学校での採用が決定している。

軽量・防風の体育着「カンコープレミアム」

軽量・シンプルな体育着(上)は従来の体育着と比べて軽量でかさばらない(下)

カンコーブランド90周年の節目に登場した高校生向け体育着「カンコープレミアム」は、すでに今期40校で採用されている。素材には風を通さず保温力があるグランガードを使用し、身体を冷やさない。高強度で形態安定性もあり、いつまでも新品のような耐久性を誇る。超計量・超コンパクトで従来の体育着の半分の重量となり、持ち運びも簡単だ。デザインは3種類用意。

小中学校向けの新ラインナップは、「究極の普通」を意味する「カンコー ノームコア」。

普遍的で機能的、シンプルで飽きのこないデザイン。日常の学校生活にも溶け込む「格好いい普通」を意識したラインナップだ。多彩な素材バリエーションで、学校の要望に合わせて素材を選ぶオーダーシステムを提供している。

 

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2018年11月19日号掲載

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