昨年に続いて今年も高温が予想される夏季の到来に向け、「暑熱順化」をはじめ各自の暑さ対策が呼びかけられている一方で、学校では空調等の設置やマニュアルの整備、体調管理の保健指導、栄養摂取と睡眠の大切さなどの生活指導が求められている。
熱中症への注意が必要なのは野外での運動や活動時ばかりではない。屋内での発生も毎年一定数あり、消防庁統計によると近年の発生場所の3~4割が敷地内を含む住居での発生だった。
学校でも、環境省と気象庁が2021年から発表を開始した熱中症警戒アラートの活用が呼びかけられている。そこで用いられる「暑さ指数=WBGT」は、気温だけでなく湿度・輻射から算出される。熱中症には湿度も関係し、換気や空気の循環が大切なのだ。
4種類の羽根径サイズが揃い、予算や用途に応じて選択できる大型循環送風機「ビッグファンシリーズ」(㈱ナカトミ)は、体育館や格技場などの広い空間でも送風が届き、換気や空気循環に強みを発揮する。同シリーズに羽根径60㌢サイズで20㍍先まで風が届く大型サーキュレーター「DCS-600C」が新しく加わった。
DCS-600C
DCS-600Cの風の到達範囲
吹き出し口のトルネード構造によって風が直進性をもつことで、約20㍍先まで到達。さらに左右約90度の自動首振り機能が備えられ、より広範囲に風を届けることができる。また上下角では上90度、下50度まで角度調整ができる。
トルネード構造で風が20㍍先まで直進
DCモーターを採用しているので、微風から強風までを無段階で風量調整が可能。オプションで運転時の異物挿入や指挟み事故を防ぐ「安全ネット」(前後各1枚セット)も用意されている。
トルネード構造の吹き出し口
風量調節が無段階のDCモーター
同社は今年3月、北海道の需要拡大に対応するための物流倉庫を、小樽に開設した。
▼詳細=https://www.nakatomi-sangyo.com
▼問合せ=026・245・3105
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年6月16日号掲載