(一財)日本気象協会の台風に関する災害レポートによると、今夏の台風発生数はほぼ例年並みだが、日本列島への接近個数は8月から10月にかけて例年並み、またはやや多くなると予想。太平洋高気圧の日本付近への張り出しが強いためだが、発生から日本への接近の期間が短くなる予想のため、日頃からの準備・対策は欠かせない。
災害の発生時には地域住民の避難場所としての機能も担うのが、体育館や武道場をはじめとした学校施設。避難生活が長期化するほど、感染症対策などの衛生管理、食事・休養などの健康管理といった生活環境の整備が重要となる。特にこれからは、換気や空気循環の配慮も欠かせない。
DCS-600C
DCS-600Cの風の到達範囲
4種類の羽根径サイズから予算や用途に応じて選択できる大型循環送風機「ビッグファンシリーズ」の㈱ナカトミから新たに、手軽に移動させることができ羽根径60㌢サイズにもかかわらず、20㍍先まで風が届く大型サーキュレーター「DCS-600C」が発売された。吹き出し口のトルネード構造によって風が直進性をもち、一般の扇風機に比べ到達距離が大きく延伸。さらに左右約90度の自動首振り機能がついて、より広範囲に風を届けられる。上下角では上90度、下50度まで角度が調整できる。
トルネード構造で風が20㍍先まで直進
DCモーターの搭載により、柔らかな微風からパワフルな強風まで無段階で風量調整が可能。運転時の指挟み事故を防ぐ「安全ネット」(前後各1枚セット)もオプションで用意されている。
トルネード構造の吹き出し口
風量調節が無段階のDCモーター
家庭用電源コンセントがあれば特別な設置工事は不要。いつでもどこにでも移動させてすぐ使える。教室等の広い空間にも、この1台があれば送風から換気まで柔軟に対応できる。
同社は今年3月、北海道の需要拡大に対応するための物流倉庫を、小樽に開設した。
▼詳細=https://www.nakatomi-sangyo.com
▼問合せ=026・245・3105
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年7月21日号掲載