2025年度の文部科学省予算が本決定した。本予算のポイントとして、教職員の働き方改革の加速と、次世代校務DX環境の整備支援、教育データ利活用の推進がある。
また、2023年度に公開された「教育DXに係るKPIの方向性」では2025年度までに100%達成すべきものとして「不合理な手入力作業の一掃」、2026年度までに100%達成すべきものとして「クラウド環境を活用した校務DX」「次世代の校務システムの導入の予定」などが示されている。
このような背景の中、学校や自治体で導入が加速しているのがデジタル採点システムだ。
どのようなシステムであっても重要なのは導入後、現場で実際に使われて効果を上げることにある。
全国で約2000校以上の導入実績があるデジタル採点システム「採点ナビ」を提供している教育ソフトウェアの担当者は、
「活用率向上のポイントとなるのはシステムの使い勝手とサポートの手厚さ。弊社製品はその点に自信をもってご提案しています。採点時間6割削減という効果をあげている自治体も多く、さらにうれしいことに先生方のSNSでも使いやすいと評判になっています。導入後の継続率も98%と高く、入試利用でのトラブルや解約は一切ありません」と話す。
採点ナビでは、日常的な疑問に答えるチャットボットや電話サポートを提供。PC由来の難しいトラブルや入試期間の緊急対応発生時にも開発技術者が直接サポートを行っている。
「採点ナビ」では複数のテストにまたがった結果一覧も出力できる
本システムはクラウド型とオンプレ型の2つのサービスを提供。ニーズに合わせて選択できる。
3つのOSで利用できるクラウド型は、文科省の「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」に準拠し、第三者機関の認証も得ている。IPアドレスによるアクセス制限やSSO(シングルサインオン)を活用したログインも可能でリモートワークにも対応できる。
校内フリーライセンスのオンプレミス型では、データを校務サーバなど閉鎖環境に保管する運用も可能。採点結果のデータ返却機能により、テスト結果の一元管理や1人1台端末の利活用、DXにもつながる。
希望者は一定期間、機能制限なしで無料体験ができるため、導入前に実際に使用感を確認できる。なお同社で提供しているオンラインテスト作成システム「CBTナビ」(中学・高等学校向け)と連携することが可能だ。
(株)教育ソフトウェア
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教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年5月19日号