松本俊彦/監修
大月書店
B5判 各48頁
各3850円
若者が身近な薬物で緊急搬送されるケースが増加している。身近な薬物とは、アルコールやニコチン、コーヒー・お茶・エナジードリンクに含まれるカフェイン、さらにはドラッグストアで売られる市販薬、病院で処方される薬も含まれる。
薬物をはじめとする身近な依存症について『①薬物』『②お酒・たばこ』『③スマホ・ゲーム』『④ダイエット・摂食障害』の全4巻で解説。「受験勉強を頑張るためにエナジードリンクを飲み始めた」といった、マンガやイラストを交えた‘依存症になったきっかけ’のストーリーは、子供たちにとって決して他人事ではない。依存症になる原因をはじめ、心身への影響についての医学的な根拠、法律、依存症にならないための対策、治療方法、10代ならではの危険性などを、分かりやすい言葉で詳しく取り上げる。
依存症になる背景には孤立感やプレッシャー、家族や友達とのトラブルなど悩みや困りごとがある。依存症について子供たちに発信することをタブー視せず、正しい知識とともに、大人も一緒に考えることが大切だ。
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年9月15日号掲載