
西垣順子、武井哲郎、
伊田勝憲/編著ほか
晃洋書房
A5判 150頁
2200円
不登校の児童生徒が増え続けている。学校以外の居場所(サードプレイス)をつくる地域の挑戦を紹介。フリースクール等を運営する6つの実行団体の取組や、資金分配団体の活動等を取り上げる。
東近江市が拠点の「ぐるり」は、地域の親と助産師らが設立。不登校支援に取り組むようになったのは、行政の相談窓口を利用しにくい家庭や複合的な問題を抱える親子が、信頼して相談できる仕組みの必要性を痛感したためだという。雑談から始める個別支援、ワンプレート五百円の「こどもいつも食堂」、ボランティア学生が宿題をサポートする活動を行う。
また彦根市のフリースクール「てだのふあ」は古民家が拠点。休眠預金活用事業により家賃や人件費を賄い、学習支援や教育相談を提供。地域に根差したフリースクールを目指している。
学齢期の子供は学校に行くことが前提の社会では、不登校になると親も子も孤立しがちだ。しかし、子供が安心して休み、思いっきり遊んだり学んだりできる地域づくりが求められている。
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2026年3月16日号掲載