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給食・保健

成長段階に応じた下着を選択する

2018年2月19日

グンゼ㈱は全国の小中学校の養護教諭を対象に、実物見本付きの「下着指導キット」を無料で提供している。成長期の体の変化を下着の観点から紹介した指導用資料は、男女別の下着に加え、男女共通の肌着指導情報も掲載。分かりやすいイラスト付きで、児童生徒だけでなく教員や保護者の疑問にも応えられるよう詳細な情報を盛り込んでいる。学校現場では、体の成長を主題にした保健の授業や成長段階を踏まえた個別指導、宿泊行事・運動会前の指導、薄着が目立ち始める夏期休暇前の指導、保護者会での講話など、様々な場面で活用されている。

初経指導での活用が最多

下着指導キットは、これまでに約1500校の小中学校で活用され、使用後の養護教諭のアンケートをもとに改良が重ねられてきた。アンケートでは、「指導時期」「対象学年」「使いやすさ」「他教員や児童の反応」などを調査している。

キットの提供が開始された平成15年から30年2月現在までに回答されたアンケート結果の一部を紹介する。

アンケート結果

学校事例

自ら選択する力を養う
竹富町立小浜小中学校

離島のためきめ細かい指導が求められる

離島のためきめ細かい指導が求められる

竹富町立小浜小中学校(沖縄県)の安次富玲乃養護教諭は、昨年度、高学年から中学生を対象にキットを活用した下着選びの啓発を行った。
5・6年生の女子児童には、修学旅行前の指導と合わせて初経指導を実施。パワーポイントと下着見本を活用し、成長段階について説明した。
児童は普段、同校のある離島から船で30分かかる石垣島本島の衣料品店で下着を購入している。そのため、購入時店に人が集中しやすく時間をかけて選びにくい状況があるという。加えて店員にメジャーで胸囲を測定してもらうのは、児童にとってハードルが高い。
「今回の指導では、下着選びのポイントや胸囲の測り方を伝えられた。家庭でも話題を共有し、測定もしてほしい」と安次富養護教諭。保護者が準備してくれるのを待つのではなく、児童が自分で選択できることを目指したいと語る。配布したリーフレットを通して、家庭でも積極的に話をするように伝えた。
指導後は下着見本を保健室の一角に展示。別校舎で学習する中学生が来室した際にも啓発に努めた。現在着用している下着について個別相談も受けた。
さらに保護者に対しては、授業参観時に個別相談の案内を掲示。不安を感じる保護者に下着を準備するタイミングなどについて説明した。
今後の指導について安次富養護教諭は「まずは自分の体について関心を持たせることが重要だと考えている。成長に応じて今後も下着への意識を高めていきたい」と話した。

児童らの情報交換も
大阪市立片江小学校

実物を見ながら段階に応じた選び方学ぶ

実物を見ながら段階に応じた選び方学ぶ

大阪市立片江小学校(大阪府)の岩本民子養護教諭は、昨年9月、5年生女子を対象にした宿泊行事前の指導の中で、キットを活用した下着指導を行った。今回は指導用資料の段階別に胸の成長をイラストで示した部分を抜粋し、下着の選び方を説明。指導後に下着見本を展示したが、児童らが取り囲んで「お母さんとこんな下着を買った」など情報交換もできているようだった。
岩本養護教諭は「多くの児童が自分の段階に応じた下着を目にする機会が少なかった。胸が成長しているのに、きつい・苦しいというイメージが先行して下着の移行をためらう児童もいたので、実物を触らせることができてよかった」と振り返る。
参観日や保護者会の際に保護者から下着選びの相談を受けることも多い。「今までは写真を見せて説明していたが、実物があると伝わりやすい」と語る。

見本活用した授業で成長への不安なくす
つくば市立百合ヶ丘学園 田水山小学校

つくば市立百合ヶ丘学園田水山小学校(茨城県)の大塚克江養護教諭は、昨年7月に4年生女子を対象にした保健の授業でキットを使用した。保護者の声もあり今年度は夏休み前に実施。宿泊行事を見据えた、月経の仕組みや手当ての指導と共に胸の成長段階と体をサポートする下着の選択について、下着見本を用いて説明した。「児童は成長に感じる不安を払拭され、目が輝いていた。手に取ってみせることで、下着の質や形の意味なども指導しやすかった」と大塚養護教諭。児童からは「ふわふわしている」と嬉しそうな声も挙がった。T・Tで授業を行った担任からは「教科書ではここまで手厚く丁寧な指導はできない。いろいろな教材を準備してくれてありがたい」と感謝された。参観日に保健室に展示するなど、保護者への啓発も行っている。

下着指導キットで計画的な授業を支援

■実物見本で指導できる
成長段階に応じた3種のブラジャーは、子供が実際に手に取って触り心地や形状を確認することができる。「人目が気になって恥ずかしい」「どれを選んだらいいか分からない」という悩みも解消。授業や個別指導など直接的な指導以外でも、保護者会での紹介、保健室内での展示など様々な場面で活用例が見られている。子供同士の話題にのぼり、情報を共有するきっかけにも。指導後は返却不要。

■指導内容はアレンジ可能
指導の内容は、指導用資料を書き換えることで、各学校の指導状況に合わせてアレンジすることができる。対象学年や発達段階、指導時間などに応じて柔軟に変更可能で、計画的な授業をサポートする。扱う下着・肌着情報は小学校中学年から中学校まで幅広く対応。「肌着の基礎知識」は、家庭科の単元と連動した指導が行われた事例もある。CD―ROMを他教員と共有すれば、T・Tでも連携しやすい。

■男女・共通の情報を提供
指導用資料では、男女それぞれに応じた指導情報を提供している。「女の子の下着」では、胸の成長過程を3段階で紹介する。サニタリーショーツの種類やバストサイズの測り方、ブラ選びのチャートも便利。「男の子の下着」は、ブリーフ・ボクサー・トランクスの特徴をまとめており、年代別の着用状況もグラフ化され一目で分かる。「肌着の知識」は男女共通の内容。

使用後の感想

保護者への啓発に利用

  • 家庭ではあまり伝えていないようなので、必要性を伝えることができた。
  • 具体的な指導ができ、家庭に持ち帰っても保護者に良く理解してもらえそうだ。
  • 毎年数名の保護者から相談を受けているが、実際の下着や資料があるので説明ができる。

各学校の課題に対応

  • 学校の保健室では揃えにくいものなので、セットになっていて嬉しい。
  • 薄着の季節になり、指導の必要性を感じていた。夏休み前に指導できて良かった。
  • 山間僻地で近くにお店がないため、児童・保護者に役立てる。保管して今後も指導したい。

子供の関心引き付ける

  • 指導後「計測してください」と全員の子どもたちが言ってきた。自分の体を見つめるきっかけになったと思う。
  • 下着指導の機会の少ない児童にとって新鮮な内容だったと思う。興味深く聞いていた。

下着指導キットの内容紹介

下着指導キット

  • 胸の成長段階に応じた3種のブラジャー
    (ピエクレールの①タンクトップ、②ハーフトップ、③ファーストブラ)
  • 指導用資料(④CD―ROM ⑤冊子、内容同じ)
  • ⑥児童生徒用のリーフレット(40部)※部数相談可
  • ⑦胸囲測定用のメジャー(2個)

【応募方法】氏名・学校名・郵便番号・学校住所・学校電話番号を明記し、FAXでお申込みください。FAX03・3864・8245(教育家庭新聞社)

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