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いじめの認知件数が過去で最多 小2がピーク10万件に 生徒指導上の諸課題~文科省調査

2022年11月21日

学校が認知した2021年度のいじめの件数は小・中・高等学校、特別支援学校を合わせて61万5351件、重大事態件数は705件で、どちらも過去最多だった。小2をピークに年齢が上がるにつれ減っていくことなどが、文部科学省が先ごろ公表した2021年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」から明らかになった。いじめの定義や理解の広がりが認知数増加の背景の一因であると文科省は分析。

いじめに関する調査は全国の国公私立小・中・高・特別支援学校が対象で2021年度間の実態。

いじめの認知件数は全体で615351件、1000人当たりでは477件。コロナ禍で対面する機会が減少した2020年度(517163)より2割近い98188件の増加だった。

認知件数を学校種別にすると小学校は50562(1000人当たり799)、中学校97937(300)、高等学校14157(44)、特別支援学校2695(184)だった。

コロナ禍で休校が増えた2020年度を除いて、認知件数は増加し続けている。特に小学校が2015年度から急増。1000人当たりでは2013年度178件、2014年度186件だったところから、2015年度232件、2016年度365件など急拡大している。201512月文科省から「いじめの認知件数がゼロであった学校においては事実を児童生徒や保護者向けに公表し、認知漏れがないかを確認すること」と通知されたことの影響が大きいと思われる。

今回調査では全体の8割に上る799%(前猿渡789%)の学校がいじめを認知。1校当たり168(前年度141)に相当。最も割合が髙かったのは小学校で881%、次いで中学校832%、高等学校531%、特別支援学校427%の順だった。

学年別で最も多かったのは小学2年の10976件。次いで196142件、394781件など小学校低学年が多く、学年が上がるのとほぼ比例して減少している。

いじめの内容別に分類すると、各校種とも「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」が最も多く、中学校では622%、小学校・高等学校も6割近かった。次いで多かった「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする」は特に小学校(250%)、特別支援学校(241%)、中学校(143%)で多かった。

他の校種に比べて高等学校は「パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる」(173%)、「仲間はずれ、集団による無視をされる」(158%)などが多かった。「パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる」は21900件だったが、20147898件、20161779件、201816334件、202018870件など毎年増加している。

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2022年11月21日号掲載

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