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教育ICT

40代以上の教員研修がキーに 研修は参加者自身の課題を議論する<奈良教育大学教職大学院准教授 小崎誠二氏>

2022年5月6日
第85回教育委員会対象セミナー・福岡

GIGAスクール構想に伴う1人1台の端末環境の活用をテーマに「第88回教育委員会対象セミナー」を4月2日に広島で、「第85回教育委員会対象セミナー」を3月29日に福岡で開催した。いくつかの講演内容を紹介する。なお肩書きは3月末時点。


奈良教育大学教職大学院准教授 小崎誠二氏

奈良県内の国公私立小中高特別支援学校等と大学に、2022年度から同一ドメインが利用できる環境を整え、県域GIGAスクール構想を推進してきた小崎誠二准教授は、端末配備後の取組のポイントを報告した。

◆・◆・◆

奈良県では端末導入後、実質半年で教員のICT活用指導力の全国順位が下位から平均を超えるまでになり、「奈良県の奇跡」と呼ぶ人もいる。その理由を、奈良県内の教員に問いかけたところ「私たちが頑張った」がトップであった。教育委員会が頑張って整備したからではないところが面白いと感じている。

また、ICT活用研修の40代以上の受講率が大幅に増えた。ベテラン教員が変わると学校が変わるのはどこも同じだろう。これまでのICT活用研修は若手が中心に受講し、研修を重ねるほど世代間格差が生じることにもなっていたが、そこを変えることができた。

私が端末の活用が進んでいるなと感じた学校の教員が口にする3つのキーワードがある。「子供は本当に早いですね」「ほかの学校でもやっていることだと思いますが」「私たちもこれからもっと勉強しないと」である。この言葉が出る学校は、端末が子供たちのものになっている。

ある中学校で、PTA予算の余剰金の使い道を、生徒による公開プレゼンで決めたという。「将来のための練習で学ぶ」のではなく、「現実の目の前の課題を解決するために生きて働く学び」を前提にすると、学びの質が上がる。

■教員研修のポイント

教員研修は「参加したいと思う」ことが最も重要だ。例えば「端末を子供のものにするためにどうすれば良いか」という大きなテーマであっても、講師が用意した資料だけではなく、参加者が課題を持ち寄って議論して深めていくのがよい。その場にいる参加者の知恵を結集することができれば、自らの授業改善に結びつくのは間違いない。

授業観察では、目立たないWebカメラで前後左右から授業を撮影し、別室で見ながら討議する方法も面白い。私は、1時間の授業の中で、教員が説明している時間、子供もたちが手を挙げた回数などを分析している。校種や教科の違いなどはとても興味深い。

教育実習生も、端末を活用する授業を演習できるようになってきた。学校で現実を学ぶだけではなく、学校に新しいことを持ち込む橋渡しの役割を担うようになってきたことを実感している。【講師】奈良教育大学教職大学院准教授・小崎誠二氏

【第85回教育委員会対象セミナー・福岡:2022年3月29日】

教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2022年5月2日号掲載

 

  1. 奈良教育大学教職大学院准教授 小崎誠二氏
  2. 熊本市教育委員会 主任指導主事 前田康裕氏
  3. 東北大学大学院教授 堀田龍也氏
  4. 福岡市教育委員会教育ICT推進課課長 永田朗氏

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