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教育ICT

私立学校の業務改善DX~柔軟な対応とシステムで学校の特色を最大限に反映~東筑紫学園高等学校・照曜館中学校【ウェルダンシステム】EDIX東京2026

2026年4月25日
EDIX東京2026

創立90周年を迎える東筑紫学園高等学校・照曜館中学校(五十棲錠二校長・福岡県)は、2科4コース4専攻を展開し、進学から専門分野まで幅広い進路に対応している。卒業後の人生までを見据えた教育が評価され、志願者も増加しているという。

同校の多様な教育を支える極めて複雑な校務・入試事務を2025年度から支えているのが「スクールマスターZeus」(ウェルダンシステム)だ。「柔軟な対応とシステムに満足している」と語るのは、大浦憲昭事務長、企画情報室の新野将浩係長、高瀬有理花主任だ。導入の背景と成果を聞いた。

柔軟な対応とシステムで学校の特色を最大限に反映~東筑紫学園高等学校・照曜館中学校【ウェルダンシステム】

左から高瀬有理花主任、大浦憲昭事務長、新野将浩係長

導入前

多様な学科・コースが生む”実質5校分”の校務体系

2026年度も志願者が増加し、例年以上の入学者数となっています。多様な進路に幅広く対応できる本校の教育方針が広く受け入れられ「選ばれる学校」になっていると感じます。

多様な進路に対応しているため学科編成も多岐にわたり、校務管理は極めて煩雑です。中高一貫校をもつため、中学入試と高校入試が併存し、合否判定も「第一志望・第二志望」「特待・準特待」など多層構造で、科目・カリキュラム・評価基準も異なります。

EDIX特集

1校でありながら‘5校分を同時に管理している’ような情報量です。既存のシステムでは対応できず、1995年度以降、独自仕様を反映したオンプレミス環境で運用。Windows95やXPへの対応などそれぞれの移行のタイミングでバージョンアップしてきました。

しかし直近のシステムは、Windows10を最後に開発終了が決定。仕様の打ち合わせだけで1年以上かかることを見越し、2023年度から、新しい仕組みの導入の検討を開始しました。

■本校の仕組みを「理解」してくれた担当者

最も重視したのは、この複雑さを理解し、仕様に落とし込める業者であることです。営業担当者が「できます、やります」と言っても、仕様に落とし込む際に「できない」ことが頻発することも多く、具体的な質問に回答がなかなか届かない場合や、あいまいな場合もあります。その業者がどこまで対応できるのかを見極める必要があります。

情報収集をして見つけたシステムの一つが「スクールマスターZeus」です。柔軟なカスタマイズを大きくうたっている点がよいと考えてヒアリングを行いました。

ヒアリングでは、現行システムのメリットやデメリットを伝え、確実に実現したい要件を伝えました。営業担当者は複雑さを理解し、「仕様上難しい部分はこういう運用で解決できるのでは」と代案の提示もあり、スムーズに話を進めることができました。初対面ながら、4時間以上に及ぶ打ち合わせとなり、要望を理解してもらえるという安心感を得ることができました。

準備期間

複雑な制度を理解して運用に合わせて柔軟に対応

導入を決めてからは、開発担当者の方と共に打ち合わせを複数回、長いときは丸2日間かけて行いました。現状のシステムの仕様を整理、分析。実現可能性や代替案を一つずつ検証し、齟齬がないよう深いレベルまで擦り合わせたうえで正式契約に至りました。

■入試システムの検証を1回でクリア

複雑な仕組みであるため、1年間の検証期間を設定して丁寧に進めました。入試システムの構築の際に感心したのが、開発担当者の質の高さです。大きなシステム改修は今回で3回目ですが、これまでも事前に、微細にわたる打ち合わせをして検証したものの、何かしらのバグが残っていました。

例えば本校の合格通知書は「第一志望は不合格、第二志望は合格」「特待生合格、準特待生合格」等、記載項目も多く、合否判定も複雑であるためです。今回も、実際に昨年の入試データを使って丸2日間をかけて検証しましたが、数字が旧システムで算出したものとぴったり一致し、まったく不具合がありませんでした。

ウェルダンシステム社の開発担当者が入試制度を熟知していること、技術力の高さを感じました。「これならば次の入試ですぐに利用できる」と感じ、無事に2025年度入試より運用を開始しました。

■教務システムは運用しながら改修

教務システムについては、通知表や指導要録作成のタイミングに合わせてカスタマイズを追加しながら開発。

わからないことや改修点はヘルプデスクに電話をかけるとすぐに対応してもらえるので、安心して進めることができました。

導入後

スピード向上・運用改善~将来改訂への備えまで

2025年度から本格運用を開始。入試システムは初めての運用なので厳しくチェックを行いましたが、前年度の入試よりも早く終了し、合格発表の準備もスピードアップ。合格通知書の印刷スピードも大幅に向上し、現場からも高く評価されています。次年度はさらに迅速にできると確信しています。

教務システムについても利便性が上がりました。通知表・指導要録の文字数制限やフォント固定といった従来の制約が解消され、プレビュー画面上での修正が可能になるなど、現場にとって使いやすい柔軟な運用が可能になりました。

東筑紫学園高等学校・照曜館中学校は幅広いコースを設置【ウェルダンシステム】

幅広いコースを設置しているため、1校でありながら複数校を同時に管理するような業務内容だ。制服も照曜館コース(中高一貫コース)とその他のコースで異なっている

■今後の改訂も見据えた保守契約

学習指導要領が改訂されるタイミングにあり、教育内容も今後、それに合わせて変わる部分があることが予測されます。そうなるとシステムの改修も必須です。それも踏まえて保守契約に含まれているので、安心して運用できます。

■オンプレミスを選択した理由

世の中はクラウド移行にシフトしています。公立学校が異動の際の教員負担軽減に向けて共通の仕組みを導入することは、確かに大きなメリットになるでしょう。

しかし本校のような私立学校の場合、異動は多くはありません。

また、私立学校独自の仕組みや制度を生かした仕様をシステムに反映しにくい面も感じています。今後、高等学校改革が進み、独自入試や独自コースが一層、増えていくことが予想されます。汎用的なシステムでは対応しきれない学校もあるのではないでしょうか。

さらに本校は大規模校で多種多様な仕組みですから、データ量も膨大になり、それに対応したネットワークやクラウド使用料も必要になります。それに伴いクラウド事業者が契約内容や価格を変更した際のリスクもあります。

現時点の不安要素を解消するため、本校は引き続きオンプレミスでのシステム構築を選択しました。運用保守も時流を踏まえたバージョンアップを含めて契約することで、運用に対する不安を最小限にできたと考えています。今後の新しい機能やサービスの提案にも期待しています。

【出展場所】

東ホール 業務支援DX 15-42

クリックするとPDFファイルが表示されます

教育家庭新聞 教育マルチメディア 2026年4月27日号

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