「文様(もんよう)」は、絵や形からできている「模様」だが、模様との違いは、文様には人の「願い」が込められていること。服に文様を入れて「きれいに見えるようにしたい」「家族の目印にしたい」「自分にいいことが起こって欲しい」といった願いが込められている。
日本では文様は縄文時代や古墳時代からすでにあったという。そして江戸時代、日本独自の文様がたくさん生まれることになった。本書冒頭では文様の歴史に触れ、読者を文様の世界に誘う。「植物や動物の文様」「形や文字をもとにした文様」「ものや景色から生まれた文様」の3章で紹介する。
例えば松竹梅、桜、菊、鶴亀、雀など、それぞれに多様な文様があり、意味がある。小さな点を使ったものでは、並べ方や大きさの違いで「通し」「行儀」「霰(あられ)」「鮫」などあり、その面白さと奥深さを垣間見る。ダジャレのように語呂を合わせて、縁起良く、楽しんで生み出した文様もある。身近な自分の服や持ち物に文様を見つけたら、調べてみよう。
オールカラー。「文様の型染め」「外国と日本を行き来した文様」などコラムも充実。「文様を考えてみよう」は、自分で新しい文様を考える提案。好きな動物や自分の苗字でデザインするといったヒントもある。
kks Web News 2026. 1 . 14