野菜が苦手な子供は、新しいものを怖がる、口の中の感触やにおいが苦手などたくさんの理由がある。そこで「おいしく楽しく野菜を食べられる子どもを増やす」を目的に、昭和女子大学・食健康科学部管理栄養学科・星ゼミの学生たちがワークブック絵本を制作。
野菜を身近に感じよう 星玲奈/編者・監修 880円
『こい色の野菜が食べたくなる 魔法の絵本』(昭和女子大学出版会)は”ほうれんそうくん”が案内役で、読者の子供たちが”野菜のひみつ”を知ることができる。自分で野菜の絵を描いたり、観察したり、クイズに答えたりしながら、栄養素や地産地消、野菜を使った料理について知ることで、野菜を身近に感じられる。「野菜をおいしく食べる」ために子供自身が目標を考えて取り組めるページもある。
大人に向けて「野菜の観察中の声掛け」「偏食への取り組み方」といったアドバイスも掲載。コンパクトかつ”濃い”内容の一冊に仕上がった。
購入はswu-publisher.bookstores.jpから。
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年7月21日号掲載