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教育ICT

トラブルが発生する前に危険を学んで予防する 大阪府立夕陽丘高等学校・長瀬勇輝教諭

2017年4月10日
第2回私立公立高等学校IT活用セミナー・大阪

2月25日に第2回私立公立高等学校IT活用セミナーを、大阪・CIVI研修センター新大阪東で開催した。大阪での高等学校ICT活用セミナーの開催は初であったが、当日は72名の参加者があった。次回私立公立高等学校IT活用セミナーは7月28日に東京・KFCホールで開催する。

学習者参加型情報モラル教育を提案

大阪府立夕陽丘高等学校・長瀬勇輝教諭
大阪府立
夕陽丘高等学校
長瀬勇輝教諭

大阪府立夕陽丘高等学校の長瀬勇輝教諭は、情報科における学習者参加型情報モラル教育の実践事例を報告した。

同校は普通科のほかに、府立高校で唯一音楽科を設置している。各普通教室にプロジェクター型の電子黒板を整備、情報端末(iPad)76台を普通教室の学習で活用している。

情報科は、1年で「社会と情報」を2単位履修。最初の8回で情報モラル教育を実施する。

れは入学してすぐのトラブル発生前段階に学習することで、予防につなげたいという意図がある。

授業のテーマは、肖像権、著作権、パブリシティ権、ジオタグ(写真などのデータに付加される緯度と経度の情報)などを取り上げた。

漠然とした知識を具体的な観点に

授業は一話完結型のケーススタディで行い、短時間で留意すべき点を網羅するよう心がけた。

最初に事例を紹介して生徒が危険度チェックをした後で、危険についての観点を紹介。その後で再度、危険度チェックを行い、2回のチェック結果の違いを生徒自身が比較分析していく。生徒の漠然とした知識を具体的な観点に発展させることを目指し、「知っていたが意識できていなかった」ことを体験的に気づかせ、改めて気をつけるべきポイントについて、生徒自ら具体化させていった。

最初の授業では「肖像権」を取り上げ、Twitterに入学式で友人と撮影した写真をアップする行為について考えた。鍵をかけていないアカウントでツイートすることは、通りすがりのまったく知らない人にその写真を見せることと同じだということを認識させ、写真を見た人が学校の外で待ち伏せすることが可能になる危険性を示した。

鍵つきのアカウントでのツイートも、教室の黒板に掲示することと同じようなことであると指摘。プライベートなことを明らかにするものや他人を誹謗中傷するツイートが適切なのかどうかを考えさせた。

授業後は、生徒の会話の中に肖像権や著作権という単語が出てくるようになり、これらの観点から問題を発見できるようになったという。

会話に肖像権や著作権トラブル拡大を防ぐ

授業で学んだ内容を深めるため、高校生向けの教材作りを行い、トラブルの予防策、対策についての知識、理解を深めるようにした。

委員会活動や他教科とも連携。人権推進委員会での1年生対象のスマホ安全利用講座の開催や、問題解決プロセスの体験や資料に頼らないプレゼンテーション能力を育み、それら他教科での発表につなげている。

長瀬教諭は、「生徒から問題点を指摘され、大きなトラブルを防ぐことができたこともある。今後は、情報の科学的な理解を深めたい」と話した。

【講師】大阪府立夕陽丘高等学校・長瀬勇輝教諭

 

【第2回私立公立高等学校IT活用セミナー・大阪:2017年2月25日】

  1. 府立東百舌鳥高等学校 牧野浩二校長
  2. 近畿大学附属高等学校 乾武司教諭
  3. 府立夕陽丘高等学校 長瀬勇輝教諭
  4. 金蘭千里中学高等学校 渡辺徹教諭
  5. 県立岡山芳泉高等学校 小野政博指導教諭
  6. 聖母被昇天学院中学高等学校 岡本弘之教諭

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