今年の夏も記録的な暑さが続き、熱中症の被害は年齢や場所を選ばず拡大している。総務省の集計によると今年5月から7月20日までの救急搬送者は全国で4万2322人にのぼり、前年同期より約9000人も増加。特に7月に入ってからは急増し、6月30日から7月6日の1週間だけで1万人を超えている。年代別では、7月14~20日の1週間をみると65歳以上の高齢者が6割だが成人も3割、7~18歳が1割近くを占めている。
DCS-600C
学校施設の空調の整備が進められている一方、体育館等の広い空間の冷暖房は、教室等に比べると遅れが見られる。体育や部活、学校行事の場であり、災害時の地域の避難場所でもある体育館の空調に役立てたいと卒業記念として送風機等を選ぶPTAが少なくないという。
4種類の羽根径サイズが揃い、予算や用途に応じて選択できる大型循環送風機「ビッグファンシリーズ」(㈱ナカトミ)は、体育館や格技場などの広い空間でも送風が届き、換気や空気循環に強みを発揮する。同シリーズに羽根径60㌢サイズで20㍍先まで風が届く大型サーキュレーター「DCS-600C」が新しく加わった。
トルネード構造で風が20㍍先まで直進
DCS-600Cの風の到達範囲
吹き出し口のトルネード構造によって風が直進性をもつことで、約20㍍先まで到達。さらに左右約90度の自動首振り機能が備えられ、より広範囲に風を届けることができる。また上下角では上90度、下50度まで角度調整ができる。
風量調節が無段階のDCモーター
トルネード構造の吹き出し口
DCモーターを採用しているので、微風から強風までを無段階で風量調整が可能。オプションで運転時の異物挿入や指挟み事故を防ぐ「安全ネット」(前後各1枚セット)も用意されている。
同社は今年3月、北海道の需要拡大に対応するための物流倉庫を、小樽に開設した。
▼詳細=https://www.nakatomi-sangyo.com
▼問合せ=026・245・3105
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年8月11日号掲載