樫原洋平/著
PHP研究所
四六判 220頁
2475円
少子化による人材不足や、地域経済の停滞、若者の志の希薄化など、現代の日本が複雑な課題に直面する中、これらの課題に対して「答えを見つける人」ではなく、「目的を創り、提示できる人=エッジソン」を育てるという、新たな人材育成の方向性を提示する。
「目的」の重要性は近年増している。知りたいことがある時に生成AIを使えば何等かの答えを示すが、判断するのは自分自身であり、その判断基準の源となるのは「目的」。目的があるからこそ、その達成のために必要なことなのかどうかを判断できるからだ。目的を掲げて人を巻き込み、目的に向かって一緒に実践していくことができる”共創リーダー”が「エッジソン」なのだ。
著者は20年以上にわたり、全国の高校・高専・大学と企業・行政をつなぐかたちで、次世代リーダー育成に取り組んできた。高校時代から社会人3年目までの10年間を「ダイヤモンドテン」と名づけ、その期間に必要な経験や環境を戦略的に設計している。大手企業や大学と進めてきた実践事例も豊富に収録。
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年8月11日号掲載