スチール缶リサイクル協会は10月15日、都内で記者説明会を開催し、2024年度のスチール缶リサイクル率は94.4%だったと発表した。2011年度以降14年連続して90%以上を達成した。
また同年度のスチール缶リデュース率は1缶当たり10.06%(3.27g)の軽量化を実現。自主行動計画2025の目標である「1缶当たり重量9%の軽量化」を達成した。2024年度の団体や学校への支援事業は、スチール缶の集団回収実施団体への支援・表彰が24団体、優れた環境教育に取り組む学校への支援・表彰を20校に実施した。同支援事業は2025年度も継続していく。
他にも、2025年度には千代田区と中央区の小学校の児童を対象とした製鉄所の見学会の実施、エコプロなど環境関連イベントに出展するなど、児童生徒をはじめ広く環境意識の向上に努めた。
新しく同協会HPで公開したのはマンガ「スチール缶ものがたり」。スチール缶の素材である鉄が、繰り返しリサイクルされる素材であることを紹介している。今年度内に4話までを公開する予定。

マンガで分かりやすく鉄のリサイクルを解説
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年11月17日号掲載