謹んで新年の御挨拶を申し上げます。
全国の私立中高では、「建学の精神」を礎に特色ある教育活動を展開し、時代や社会の変化に応える有為な人材の育成に力を注いで参りました。また、社会の多様化や高度化が進む中、教育現場に求められる役割は一層広がりつつあり、変化への迅速かつ柔軟な対応を図るため、ICT環境をはじめとした教育基盤の整備にも積極的に取り組んでいます。
一方で、少子高齢化の進行による人口減少や物価高騰など、私立中高を取り巻く状況は依然として厳しさを増しています。それでもなお、こうした大きな変化の時代において、社会の要請に応じた教育を重ねてきた私立中高が果たすべき役割は、さらに大きくなっていくものと考えます。
本年は、私立学校振興助成法施行から50年という大きな節目を迎えます。長い歩みをふり返るとき、同法が掲げる「私立学校に在学する生徒の修学上の経済的負担の軽減」という目的は、今日も揺らぐことのない私学振興の原点であることを改めて実感いたします。
本連合会としては、私立学校の自主性・独自性を尊重しつつ、すべての子供たちが家庭の経済的理由に左右されることなく安心して私立中高を選択できる環境の実現に向け、引き続き私学助成の一層の充実を国へ強く求めて参ります。