生成AIの活用は社会全体で急速に進展しており、教育現場においても「個別最適な学び」を実現する強力なパートナーとして期待されています。しかし、AIを真に使いこなすためにはその利便性とともにリスクも理解する必要があります。
AIは、著作権侵害やハルシネーション、バイアスのかかった情報を出力する可能性を常に孕んでいます。これらを回避しAIから有益な回答を引き出すために必要なのは、的確な指示を与える「国語力」と「論理力」です。AIはあくまで「鏡」であり、問う側の思考の深さがそのまま出力の質に反映されるからです。
また、AIが出力した情報を鵜呑みにせず、その真偽を見極める「評価する力」も不可欠です。さらに、AIを単なる検索ツールとしてではなく、自らの考えを多角的に検討し、磨き上げるため「思考の相手」として活用することが重要です。
AI時代に求められるのは、AIの操作スキル以上に、自ら問いを立て、思考を深める人間自身の知性なのです。子供たちがAIを良きパートナーとするためには、先生方ご自身がその特性を体験し、理解することが重要です。私は、「大村はま国語教育の会」の活動に協力してますし、当協会もAIと著作権に関する最新の知見を基に、出張授業などを通じて、先生方と子供たちの「情報活用能力」の育成を全力で支援して参ります。