新年、明けましておめでとうございます。GIGAスクール構想も進み、次期学習指導要領では、子供たちのリアルな学びをデジタルが支えるデジタル学習基盤を前提とした教育活動が謳われています。一人ひとりの習熟度や興味関心に応じた自己調整学習。他者の考えを参考に自身の考えを深め再構成する協働的な学びと教育方法も変わります。学習プロセスや思考過程の可視化で、先生にとっても丁寧な伴走支援が可能となります。子供自身にとっても自らの学びのふり返りや次への舵取りが可能になります。まさにOECD2030で求められるラーニングコンパスを自在に駆使して自らの学びの航海を進む自律した学びです。AI活用も進み、単に知識理解のみなら、AI先生でできる時代です。しかしながら、一人ひとりの子供の変容を看取れるのはリアル先生です。デジタル学習環境の充実とそれを活かす先生の教育技術がますます求められる時代です。
日本教育情報化振興会、ICT-CONNECT21ともに、次代を担う子供たちのよりよい教育の実現と人材育成に向けて教育の情報化を推進している団体です。デジタル学習基盤を支えるコンテンツや教育データの利活用など会員の皆さんとともに、ステークホルダーである子供や先生が輝く、よりよいデジタル学習環境づくりに一層取り組んでいきたいと思います。