個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を実現するには1人1台端末とクラウド環境を新たなデジタル学習基盤として、児童生徒の「学びの個性化・複線化」に応じた教材作成と指導法を確立する必要がある。
佐賀県白石町(下平博明教育長)では、小中学校の英語科の一部授業において、1人1台端末とクラウド環境の活用による「個別最適で協働的な学び」「言語活動の充実」について研究実践に取り組んでいる。
まず、デジタル学習基盤の環境構築である。児童生徒の言語活動を中心に据えた単元学習計画を作成し、学びのロードマップ、学習コンテンツ、ルーブリック等をクラウド上で配信している。そして、クラウド環境を活用して、児童生徒どうしで相互参照や即時参照ができるようにし、個々の児童生徒が自らの学習履歴を活用できるようにしている。

AIアプリを活用
さらに、生成AIやAIアプリを活用して、言語活動の量の確保と質の改善を図っている。音読練習では、生徒の音読をリアルタイムで点数化し、正しく認識されなかった単語は赤字で表示される。プレゼン練習では、生徒の英作文の添削を行い、ライティングをサポート。AI英会話では、児童生徒とリアルタイムで英語によるやり取りを行い、定量・定性的なフィードバックを行う。

生成AIを活用
このように、生成AIやAIアプリを有効に活用して、教員は生徒の伴走者に徹し、個性化・複線化した個々の学習状況を見取り、教員の介入が必要な生徒に対し個別の支援を行っている。
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2026年1月1日号掲載