北海道旭川市立緑が丘中学校(小田嶋智一校長)では、学びのDX実現に向けた「個別最適な学び」「協働的な学び」の創造をテーマとして、研究を推進してきた。
校内の部会に分かれて、教員が各教科等での実践研究を進め、これまでの実践では、情報端末やクラウドツールの活用が定着し、生徒・教員ともにICTを使いこなす感覚が養われてきた。特に、レポート作成時に、生徒は自分に適した表現方法を自ら選択できるようになった。
そうしたこれまでの活用に加えて、未来の学び部会では、生成AIをどのように活用すればよいかを検討してきた。例えば、教員の生成AI活用では、数学科や理科で、生成AIを活用してテスト問題を作成させ、生徒が自由に選択して解くことができるようにした。
生徒の生成AI活用では、国語科の授業で制作した詩に対して、生成AIを使って詩に添えるイメージ画像を作成した。思い通りの画像を作成するために、詩の表現から情報を読み取り、さらに深く言語化し、プロンプト(生成AIへの指示文)を工夫する様子が見られた。
英語科では、生徒がAIアプリを利用して、記述した英文を添削しながら、英作文を繰り返し見直すようになった。
生成AIの将来的な導入を見据え、適切なプロンプト(指示文)を作成するための「語感を磨く指導」が今後の重要な役割になる。
緑が丘中学校では、AIを単なる解答ツールとするのではなく、教員の学習意図に沿った的確なアドバイスを引き出し、生徒の思考を深めるパートナーとして活用する授業形態を目指している。
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2026年6月22日号掲載