(本紙2月16日号続き)「第57回全国小中学校環境教育研究大会(東京大会)」(昨年12月27日会場開催)の発表を紹介する。栃木県宇都宮市立若松原中学校の実践は「持続可能な開発のための教育(ESD)の推進~生徒会活動を中心にSDGsの推進に向けて~」。
SDGsのグローバルな課題は、日常生活や地域社会の視点で捉え自分事と感じることで、学習の意義を見出すことにつながる。一方で新たな取組には負担感を感じる教職員もいる。そこで2024年度は従来の生徒会活動がSDGsのどの目標に繋がっているかを確認し、2025年度に実際の取組に広げた。
例えば、生徒会の執行部に関連するSDGaの目標は「11 住み続けられるまちづくりを」「12 つくる責任つかう責任」。‘社会貢献意識’や‘多様な価値観への理解’などを育てたい資質・能力とし、地域未来会議や地域のフードパントリーへの協力を行った。
また給食委員会は目標11、12と「15 陸の豊かさも守ろう」に関連づけ、育てたい資質・能力を‘環境保全への関心’などとし、牛乳パックのリサイクル活動や、給食残食削減を呼びかけた。このように各委員会の活動をSDGsの目標に関連づけた。
この取組によってSDGsを主体的に学ぶ姿勢や社会課題を「自分事」として捉える視点が育成され、特に環境問題やジェンダー平等を身近な問題として考えられるようになったという。
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2026年3月16日号掲載