日本ではほぼ毎年のように繰り返される大規模風水害。特に本州付近のエリアでは、前線の発達が活発となる梅雨や秋雨と台風が重なる時期は警戒期間となる。そして予測できない地震発生。今年は9月初旬に本州付近を通過した台風15号の影響で、静岡・牧之原市では観測史上最大クラスとされる風速75㍍の竜巻が発生(気象庁9月12日発表)。この竜巻の被害による死者は無かったが重軽傷者68人、全壊69戸、半壊と一部破損1237戸という被害のつめ跡を残した。

たためばフラットなコンパクト構造
自然災害は不可避かもしれないが、大切な子供達の安全を守るハード・ソフトの準備は、日頃から取り組んでほしい。いつどこにいても、避難行動で最も大切なことは、慌てず押し合わず、転倒や落下物に気をつけて「頭を守る」、そして戻ろうとしないこと。

ワンタッチで開き、すぐに被れる
安全衛生用品のミドリ安全㈱が長年のノウハウを活かし開発した防災折りたたみヘルメット「フラットメットキッズ」(3900円・税別)は、ワンタッチ操作で広げてかぶる、たためばコンパクトに収納。強靭なPP樹脂製で落下物等から頭を保護してくれる。学校や家庭での常備が増えているという。
重量390gでたためば4.2㎝の厚さで、A4対応ランドセルに収納できるサイズ。机にかけて保管もできる。ヘッドバンドを引いてサイズ調整でき、47㎝から57㎝までの頭囲に対応。耐用年数6年間だから卒業するまで備品になる。学校は数か月後には新入生を迎える時期だが、多発する自然災害への備えと対策の怠りはないだろうか。

専用収納袋フック付きで机にかけて保管できる
▼詳細=以下の2次元コードから

教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年11月17日号掲載