謹んで新年のお喜びを申し上げます。全国特別支援学校長会の活動にご理解・ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
近年、我が国の教育は「誰一人取り残さない学び」を目指し、インクルーシブ教育システムの構築を進めています。特別支援教育は、その中核を担う重要な役割を果たしており、障害のある子供たちが地域や社会と共に成長できる環境づくりが求められています。
こうした取組は単なる制度改革にとどまらず、教育観や価値観の転換を伴います。特別支援学校は専門性を基盤に、通常の学校や地域との連携を深めることで、子供一人ひとりの可能性を最大限に引き出す使命を担っています。ICTの活用や個別最適な学びの推進、医療・福祉との協働など、多様な支援の在り方が問われるなか、私たちは「共生社会の実現」という大きな目標に向けて、教育の質をさらに高めていきます。そのためには、現場の創意工夫とともに制度面での柔軟な対応、専門性をもつ人材の育成、地域社会の理解と協力が不可欠です。
インクルーシブ教育システムの深化は、単なる理念ではなく、子供たちの笑顔と未来を守るための具体的な行動です。本年も、全国の仲間と力を合わせ、特別支援教育の充実に努めて参ります。