■現場ニーズを届ける情報の共有を大切に
旬の食材を安定的な価格で入手でき、食品ロスも減らせる冷凍食品を活用し、学校給食の課題解決に役立ててほしい-(一社)日本冷凍食品協会は8月21日、「給食の課題解決と食育の充実へ-冷凍食品の活用を通して-」をテーマに、教育家庭新聞社と共催による2025「学校給食セミナー」を栃木・宇都宮市の栃木県学校給食会で実施した。
給食関係者が参集した会場
当日は「学校給食の今日的課題と栄養教諭の役割~冷凍食品の活用が課題解決の一助に~」をテーマにした全国学校栄養士協議会会長・長島美保子氏の基調講演、栃木県学校栄養士会顧問・栄養教諭・中田智子氏の実践発表「栃木県内の冷凍食品の活用(食育指導・献立例・発注・保存管理について)」、日本冷凍食品協会広報部長・三浦佳子氏と栃木県学校給食会常務理事・齋藤孝洋氏に長島氏と中田氏を交えたパネルディスカッション、冷凍食品メーカー8社による学校給食への取組と商品紹介などが行われた。
栃木県内を中心に栄養教諭・栄養職員などの学校給食関係者が参加した他、11月7日(予定)までオンライン配信中(詳細=https://www.kknews.co.jp)。栃木県教育委員会、(公社)全国学校栄養士協議会、(公財)栃木県学校給食会が後援。
●基調講演
「学校給食の今日的課題と栄養教諭の役割~冷凍食品の活用が課題解決の一助に~」
(公社)全国学校栄養士協議会会長 長島美保子氏
栄養教諭制度は2005年制定されたが、設立前夜から現在も言われている栄養教諭の役割とは「食に関する指導と学校給食の管理の一体的な展開」であり、献立のデータベース化や…
●実践発表
「栃木県内の冷凍食品の活用(食育指導・献立例・発注・保存管理について)」
栃木市立大平中学校・大平学校給食センター栄養教諭 中田智子氏
栃木市は小学校29校、中学校13校、全児童生徒1万352人。大平学校給食センターでは小4校、中2校の2311食を調理している。「個別的な相談指導の実際」として、身長体重の…
午後からのパネルディスカッションは、長島美保子会長、中田智子栄養教諭、(公財)栃木県学校給食会常務理事・齋藤孝洋氏をパネリストに、(一社)日本冷凍食品協会・三浦佳子広報部長の進行で行われた…
試食会場には冷凍食品メーカー8社が出展。参加者と出展品についての感想や質問をめぐり情報交換が行われた…
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年9月15日号掲載