(一社)和食文化国民会議は㈻服部学園服部栄養専門学校との共催で、子供たちに「和食」に触れる機会を提供し、興味・関心を高めてもらうことを目的に、夏休み食育体験イベント「子ども和食セッション」を8月1日に東京・渋谷区の服部栄養専門学校で開催した。5回目となる今年度は、165組334人の小中学生と保護者が参加し、昨年度の約4割増となった。

ネギやわかめなどを具材に(みそまる)
イベントでは、会場となった東京・渋谷区の服部栄養専門学校の各教室で講座を開催、参加者が自分の興味に合わせて各講座に参加する。なお中学生は初の募集で9名が参加した。

カードラリーが行われた「おこめ」の講座
今年度実施されたのは全16講座。事前予約制の12講座は、「おさかな定食」(服部栄養専門学校)、「太巻き祭りずし」(千葉伝統郷土料理研究会)、「だんご」(三信化工)、「かつお」(にんべん)、「こんぶ」(日本昆布協会)、「わがし」(榮太樓總本鋪)、「みそ仕込み」(マルコメ)、「みそまる」(ミソド)、「つけもの」(東海漬物)、「しょうゆ」(日本醤油協会)、「お抹茶体験」(伊藤園・むすびえ)、「うなぎ」(mumHoldings)の料理教室・授業を開催。
また予約不要のカードラリーを開催した「おこめ」(プレナス)、「みそ」(マルコメ)、「さとう」(ウェルネオシュガー)、「はし」(三信化工・はしわたし研究所)4講座が行われた。
「みそまる」では、味噌に出汁と具材を混ぜて丸めた、お椀1杯分のみそ汁の素となる「みそまる」づくりに参加者が挑戦。「みそまる」はラップに包めば冷蔵庫で1週間、冷凍庫で1か月保存できる。

「うなぎ」の講座
「うなぎ」では講師から、江戸時代のうなぎの文化が語られた。土用の丑の日は、うどんや梅干しなど「う」の付くものを食べるという風習があった。うなぎを食べることにつながったのは江戸時代に平賀源内が、夏場にうなぎが売れずに困っていた、うなぎ屋から相談され、「本日、土用の丑の日」と書いた看板を出すように勧めたのが始まりだったという。
参加した子供たちからは「鰻のオスとメスはどうやって見分けるのか」(外見からは区別がつかず、腹の中に卵があるかどうかで判別)、「うなぎにはどんな焼き方があるか」等の質問があがった。

「お抹茶体験」の講座
「お抹茶体験」では、約5000年前の中国で薬として葉っぱを噛んでいた時代から現代のペットボトルまでのお茶の歴史などを説明。その後、参加者は抹茶の量を計り、あみとスプーンでこし、お湯を注いだ後、抹茶を点てることに挑戦した。
また、16の講座とは別に服部栄養専門学校 日本料理主席教授の西澤辰男氏による「『おさかな』料理講習会」では、アジ、カマス、タイの3種類の魚を使った料理を紹介。魚の基本的な捌き方として「腹→背→背→腹」の順番で3種の魚を三枚におろし、調理していくプロの技を、参加者が興味津々で見学していた。

「『おさかな』料理講習会」では魚の捌き方を紹介
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2026年8月24日号掲載