人口減少と社会の急速な変化が進む中、教育は今、大きな転換期を迎えており、将来を見据え、持続可能で魅力ある高校教育の構築に取り組むことが求められています。
長崎県は、日本で最も多くの離島を有する県であり、地域間の教育格差という課題に対し、教員の加配や、市町と連携した高校の魅力化に加え、オンライン授業を実施する遠隔教育センターの設置、さらにはメタバース空間を活用した外国語教育など、ICTを駆使した新しい学びの創出に努めています。
しかし、15年後には本県の15歳人口が約4割減少すると見込まれており、離島に加え本土部でも高校の小規模化が一層進み、学校の維持が困難になることが予想されます。こうした現状を踏まえ、将来を見据えた抜本的な対応が求められています。その際、必要なのは生徒数に合わせた機械的な統廃合ではなく、未来を見据えた新たな学びを生み出す魅力ある再編です。子供たちの可能性を広げる多様な学びを確保するとともに、どの地域に住んでいても、質の高い教育を受けられる環境を整えることが不可欠だと考えています。
本県では現在、有識者などによる将来の高校像の議論を行っていただいており、これまでの枠組みにとらわれることなく、生徒の可能性を引き出す教育環境の創生に向けて再編に取り組んで参ります。