授業改善の中核をなす考え方である「主体的・対話的で深い学び」。中教審の議論の中でも、その実装化が、次期学習指導要領に向けた検討の基盤となる考え方として整理されています。
「楽しい」とか「必要だな」と感じることで、主体性(当事者意識)が高まった子供たちが、「対話」を通じて考えを深め、気付きを得ることで学びが深まる。こうした学びの形が、物事の深い理解に繋がることは、多くの教職員が経験から分かっている一方、学校現場に十分に根付いていない現状があります。
実装化には、教職員が「なぜそれが必要なのか」をしっかり理解し、納得して、対話により、最適解を求めていく、大人たちの「主体的・対話的で深い学び」が欠かせません。
働き方改革や教育DXの進展など、学校現場を取り巻く環境は、今、大きく変化しています。なかでも生成AIをはじめとした新たな技術は、学校の学びや校務の在り方そのものに大きな変革をもたらしつつあります。こうした変化を教職員が前向きに受け止め、実装化に向け、高い当事者意識をもって「主体的・対話的で深い学び」を続けられるか、この不断の探究の姿勢こそ、教育の未来を切り拓く鍵となると思っています。
本年も、丁寧な目的説明と現場理解と伴走支援で、学校が主体的に改善に取り組める環境づくりを推進して参ります。